校長あいさつ

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校長あいさつ

1.はじめに

 本校は、日本開国のきっかけとなったアメリカ水師提督ペリーが上陸した地にあり、東西に長い学区には、古代の貝塚や古墳等の遺跡、「くりはま花の国」等の大きな公園がある歴史と文化にあふれた街に立地しています。学校教育目標「よく考える子・進んでやる子・思いやりのある子・命を大切にする子」のもと、「1.学習に目的と意欲をもち、課題に向けてよりよく解決しようとする児童 2.何をすべきかを見通して、最後までやり抜こうとする児童 3.仲間を大切にし、進んであいさつや言葉かけができる児童 4.善悪の判断ができ、心身ともに健康な児童の育成」に努めています。
 横須賀市では目指す教育の姿として、「あなたが好き私が好き横須賀が好きと誇れる人づくり」を掲げ、指導の重点を次のように定めています。
 ◇確かな学力を育成します
 ◇健康の保持増進と体力の向上を図ります
 ◇多様な人々と協働する力を育てます
 以上を受けて、本校では次の方針を設定し、これをもとに教育活動を行っています。

2.目標達成に向けた学校基本方針

(1)人権尊重の理念を基盤にした学校作り
人権とは、人間の尊厳に基づいて各人が持っている固有の権利であり、社会を構成するすべての人々が、個人としての生存と自由を確保し、社会において幸福な生活を営むために欠かすことのできない権利と言えます。
人権教育の目標は、児童生徒が、発達段階に応じ、人権の意義・内容等について理解するとともに「自分の大切さとともに 他の人の大切さを認めること」ができるようになり、それが様々な場面等で具体的な態度や行動に現れるようにすることです。人権に関する知識・理解と人権感覚の育成を両輪にしながら、自分の人権を守り、他者の人権を守ろうとする意識・意欲・態度を育み、ひいては、そのための実践的な行動がとれる児童の育成を目指した学校づくりを推進していきます。

(2)「生きる力」を育む学校づくり
「子どもは、未来からの留学生である」とも言われています。「不易と流行」の視点をふまえ、今を生きる子どもたちに、「何を学ばせ・どのような力を身につけさせるか」を明確にして教育課程の編成を行うことが、未来への財産につながると考えます。目の前にいる子どもたちの思いや育ちの姿をしっかり見つめ、家庭・地域・学校が一体となって、未来を担う子どもたちを育てるため、「生きる力」を育む学校づくりを推進していきます。

(3)現代社会に対応する学校づくり
学校とは、社会への準備段階であると同時に、学校そのものが、子供たちや教職員、保護者、地域の人々などから構成される一つの社会でもあります。子どもたちは、学校も含めた社会の中で、生まれ育った環境に関わらず、また、障害の有無に関わらず、様々な人と関わりながら学び、その学びを通じて、自分の存在が認められることや、自分の活動によって何かを変えたり、社会をよりよくしたりできることなどの実感を持つことができます。そうした実感は、子どもたちにとって、人間一人一人の活動が身近な地域や社会生活に影響を与えるという認識につながり、これを積み重ねることにより、地球規模の問題にも関わり、持続可能な社会づくりを担っていこうとする意欲を持つようになることが期待できます。このようにして、社会的意識や積極性を持った子どもたちを育成する学校づくりを推進していきます。

公開日:2024年04月04日 12:00:00